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メインの展示館から車で5分+徒歩10分で、ドーム状の建物に到着。
ここが『遙望館』。
中には3面のスクリーンが設置された畳敷きのホールがある。
ここでは立山に関する伝承伝説の映像番組をやるとの事。

まず立山を修験者の道場として開いた佐伯有頼の伝説で1パート。二色刷り木版画みたいな独特の絵柄でのアニメーションだった。
この伝説は、主人公の侍(有頼)が父の大事にしてる白い鷹を逃がしてしまって→それを追いかけて山へ入ったら黒い熊に襲われそうになって→得意の弓で狙い撃ちだぜ!!→命中、熊も鷹と同じ方向に逃げる→血痕を辿っていくと洞窟発見、何ぞ光ってる→不動明王&阿弥陀如来出現、阿弥陀如来の胸には矢が刺さっていて血が出ていた→熊と鷹は仏の化身だったのです、侍に立山を開かせる為に導いたのです… という話。

そんで、次のパートは禁を破って入山した女性が神の怒りで姿を変えられてしまったという美女杉、カムロ杉、姥岩の伝承。
厳しい修行の場として開かれた立山なんだけど、こういうところは例によって女人禁制だったりして、女性が山に入ると罰が当たるとかいう伝説があったりするんですね。
しかしこのパートから特撮風になって、人間が出てくる。何故だ。
一昔前の、眉毛のぶっとい武家娘風の女性が山道を歩く、気付けば手が、身体が、どんどん針葉樹に…哀れ、彼女は杉の木になってしまいました…これが美女杉。 カムロ杉というのは、これの幼女版。姥岩は尼さん。
子供が見たら泣くの必至の恐怖シーンだった。 小学校の遠足で来た子とかいる筈だけどトラウマになるんじゃないのか…

次に、閻魔大王による死者の裁きのシーン。ここも特撮風。
閻魔大王とか書記官とか、まんま怪人だからwwww で、死に装束の顔色の悪い男を裁く。
この男は盗みも殺しも強姦もやった悪人で、白々しく嘘を吐き、バレて舌を抜かれた。
舌を抜いたシーンの妙に生々しい事…あの口の中から引っ張り出されて ブチッ と微妙な音を立てて毟り取られた赤い物体…
子供が泣くというか、子供に見せたくないよこれ!!

そんで、舌を抜かれた男に閻魔大王が裁定を下す…
『お前は一番恐ろしい地獄に落としてやる、鬼すら恐れて住めぬ場所だ』と、深い穴にポイって。
落ちた先は… 199X年、地球。 ちょ、ぅえwwwwww

雑踏とか、戦争、飢餓のコラージュ風な映像をバックに、恐れおののきながら彷徨う亡者。
江戸時代出身の男には現代日本は地獄ですかそうですか…霊界探偵が大活躍してた時代ですね90年代って。

暗転して、時は20XX年。今度は無意味に出来の良いCGで表現された、人工物で埋め尽くされた自然も何も無い荒廃した都市。
飛空挺がぶっ飛んでいって鬼や地蔵がストリートダンスやってる。何ソレwwww
更に2XXX年あたりになると砂漠化して生き物の気配が無い地球…軌道エレベーターは無い。何コレwwww

で、地獄の責苦でボロ雑巾みたいになった罪人の男をようやく救いに、空から降りてくる仏様。
空に手を差し伸べ、男は叫ぶ、ガンッダァァァァァァアム!!(言ってません)

で、観光パンフな立山曼荼羅から宇宙観まで持っていく強引なシメ。

誰だよこんな珍妙な映画作ったのwwって思ったら、製作・T山県教育委員会だった。
どんな教育をするつもりなんだよ!! ていうか、そんな教育を受けてきたのか私は…?
ナレーションが故・岸田今日子…無駄に豪華だよ…
映画のパンフレットみたいなものの一つも置けばネタになるのに、記念品の類はやはり無い。


次は『まんだら遊苑』へ…現代アートで表現された地獄と極楽というコンセプトの公園らしいのだが…
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